【お知らせ】
2008.1.4 成田屋古漫堂さんからオラガビール跡は今年(2008年)で
解体されることが決定したとの貴重な情報を頂きました。
この決定はとても残念ですが、未見の方は解体前にぜひ一度ご覧ください。
昭和の初めの貧しい時代にこの建物に注がれたパワーを静かに感じてください。
構内に入られる際は隣にこの建物を保有している会社がありますので、
一言お断りしてご覧なられるとよろしいかと存じます。
また、砂塵と大型の通行車両に十分注意されてください。
ただし、建物および周辺の状況は2008.1月初旬時点に再確認していますが
その後の状況の変化には残念ながらここでは都度対応することはできません。
それぞれの責任でご対応ください。

京急本線の鶴見市場駅を降りて北に向かい住宅地を歩くとJR東海道線の踏切を越えた辺りから
倉庫や工場がなどが多くなり、舗装されていない大きなトラック用の駐車場が現れる。
トラックがまき散らした砂埃が眼の中に入り、まぶしい夏の日差しを一層強くさせた。
痛い眼を開けると噂に聞いて探していた「オラガビール」の建物が目の前に現れた。
ご覧のとおりの廃墟である、現在のサントリーがまだ寿屋だった昭和5年から当時の首相
田中義一の仇名にちなんで「オラガビール」というブランドで昭和9年までここでビールが
製造されたそうだ。
今は、中の一部が倉庫として使われているくらいで、ほとんどの部分は手つかずのまま
荒れ放題の状態である、外観はどこか根岸の旧一等馬見所に似ている。
第二京浜に架かる新鶴見橋から振り返ると、堤防にはギターを持った若い女性のグループや
川面には競泳の練習ボートのオールがゆっくりと動いていた。
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